2025/12/29 17:49
喪失や罪、苦しみと向き合いながら、それでも前へ進もうとする人々を描いた短編集。
戦争、コロナ禍、喪失、テーマそのものは、決して明るくはない。ある人にとっては向き合いたくない、できれば考えたくないようなテーマでもある。
表題と装丁の美しさに惹かれて手に取った本だったけど、読み始めて「こういうテーマかあ」と、正直、思った。けど、読んでいくと、浮かぶ情景があたたかくて、やさしくて。
いい本に出会ったと思った。
「ザリガニの丘」
「札幌、春の雪」
「日々の町」
「遠いさえずり」
「1998年からのラプソディ」
「湖の畔の家で」
「札幌、春の雪」
「日々の町」
「遠いさえずり」
「1998年からのラプソディ」
「湖の畔の家で」
収録されている6編のうち、私は「日々の町」が特に好きなんだけど、これはちょうど年末~大晦日、年越しにぴったりのお話でね。
31日の夜はバタバタしそうだから、30日にまた読み返すと決めている。
誰かにとっては、重たいテーマかもしれない。
「暗い戦争の話とかだぞ。それでも聞いてみたいかい?」
─(「ザリガニの丘」より)
*
江口穣(著)/ 夜空舎
泉瀧新 (画・イラスト)
B6判・152ページ
─Contents
ザリガニの丘
札幌、春の雪
日々の町
遠いさえずり
1998年からのラプソディ
湖の畔の家で
江口穣(著)/ 夜空舎
泉瀧新 (画・イラスト)
B6判・152ページ
─Contents
ザリガニの丘
札幌、春の雪
日々の町
遠いさえずり
1998年からのラプソディ
湖の畔の家で
